はじめに
各種検査、2回のタイミング法を経て人工授精を計6回行いました。今回は人工授精について振り返ってみたいと思います。
前回のタイミング法に関する記事はこちらから
人工授精とは?
人工授精とは、排卵の時期に合わせて、洗浄濃縮した精子を管を使って、子宮に直接注入する方法です。
治療内容と感想
排卵日を特定するために、生理後11日目頃から1〜2回通院し、尿検査や経膣超音波などを行いました。
私の場合、特に排卵誘発等の治療はなく、自然の排卵に任せた形での治療となりました。
排卵直前の、お医者さんにより指示があった日に人工授精を行いました。
私のクリニックの場合、精液は自宅で採取し、クリニックに当日持ち込むというスタイルでした。病院に行く時間は8時半、9時半、10時半、11時半、16時までの5種類から希望を選び、その2時間前までに精子を採取します。
精液は採取後、2時間以内に提出すること、採取した精液は過度に冷えたりしないように注意するように言われており、クリニックからいただいた精液のケースを入れるトートバック(お弁当入れのようなもの)に入れて持参しました。
当日は持ち込んだ精子の洗浄濃縮が終了するのを1時間程度待ってから、診療台に横になり、お医者さんにチューブで精子を注入してもらいました。注入時間はほんの数分程度で、痛みもほとんどありません。当日の行動制限等はなく、あっという間に終わったという印象です。当時は在宅勤務が主だったため、仕事の合間に行くことができました。身体的な負担は少なく、心理的ハードルも低いものでした。
排卵誘導のためのHCG注射があることもありました。
人工授精後は感染予防のための抗生物質を2日間服用しました。
私のクリニックの場合、排卵チェックや妊娠判定のための後日受診はありませんでした。
費用
概算でかかった1回の治療費(保険適用)はこんな感じです。
1回の人工授精にかかった費用合計(人工授精前の通院1回)・・・9,000円程度
<内訳>
人工授精前の通院費(超音波検査代) ・・・2,500円程度
人工授精当日の費用(人工授精代、抗生物質代、HCG注射代(ない時もあり)など)・・・6,400円程度
通院回数が増えたり、検査費用が入ると変動します。一概に上記の費用とはいえませんが、おおよそこれくらいの費用がかかりました。
私の場合、不妊治療のための手術が支払い対象となる民間の医療保険に加入していたため、1回の人工授精(手術扱いとなる)毎に給付金をもらうことができました。経済的にはかなり助かりました。
また、東京都の場合、保険医療機関にて行った不妊検査及び一般不妊治療に要した費用(保険薬局における調剤を含みます。)について、5万円を上限に助成があります。検査やタイミング指導、人工授精等が助成対象となります。
東京都 不妊検査等助成事業の概要
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funinkensa/gaiyou.html
【補足】ちなみに不妊治療が保険適用になる前(2022年4月より前)の人工授精にかかった合計費用は35,000円でした。(この時に通った産婦人科は上記9,000円のクリニックとは病院が異なります。)
まとめ
私の場合、転院前の産婦人科で1回(保険適用前だったので自費)と転院後のクリニックで5回の計6回人工授精を行いました。
3回目くらいまでは「次こそ妊娠できるかも!」という期待感がありましたが、結果がついてこない4回目以降になると「やっぱり体外受精でないと無理なのか。ステップアップいつしようかな?仕事との調整どうしようかな」と焦りと悲壮感、そして一種の”諦め”を感じるようになりました。お医者さんとも相談し、6回目の人工授精終了後に体外受精にステップアップする決断をしました。ここでようやく、不妊治療や妊娠を含む自分の人生に対する「覚悟」が生まれてきたようにも思います。
結果的に人工授精では妊娠できませんでしたが、妊娠・出産や仕事との向き合い方を深く考える機会となりました。
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