体外受精(顕微授精)その3 胚移植編

不妊治療

はじめに

これまで採卵と顕微授精について記事を書きましたが、今回はそれらの流れを経た後の「胚移植」について振り返ってみたいと思います。
前回の記事はこちら

胚移植周期

顕微授精を経て、3個の胚盤胞全てを胚凍結しました。
私が経験した凍結融解胚移植(ホルモン補充療法周期)の大まかな流れは以下の内容です。

1.生理開始とともにジュリナ(飲み薬)という卵胞ホルモン剤を1日3回服用
2.胚移植6日前からウトロゲスタン(膣錠)という黄体ホルモン剤を1日3回(6時、13時、21時)使用
3.胚移植

時間指定がある薬もあり、飲み忘れないかいつもヒヤヒヤしていました。当時は在宅勤務が主であったため、割と時間通りに薬を使用することができました。在宅勤務という環境に恵まれ、不妊治療が続けられました。

通院スケジュールについてはこちらの記事をご覧ください。

胚移植当日

胚移植の場合、生理が始まると胚移植予定日がその時点でおおよそ見えてきます。
(数日ずれる可能性はあります)

凍結胚の中から今回移植する胚は、3つの胚盤胞の中で最もグレードが高い4BBのものです。

移植時に麻酔をしないので、前日や当日の飲食の制限はありませんでした。
ただし、来院2時間前までに排尿を済ませ、それ以降は排尿なし、来院30分前までに350mlの水分を摂るよう言われました。
これは子宮の向きをなるべく真っ直ぐにして胚移植をスムーズに終わらせるためだそうです。

胚移植に関して痛みはありませんでした。
時間にして10分程度で終了、あっという間に終わりました。

採卵時とは異なり、胚移植前後の仕事は可能とのことでした。

妊娠判定とその後

妊娠判定日は胚移植から10日後でした。
それまで待ちきれず、何度も妊娠検査薬を試してみましたが、結果は陰性でした。そのため、判定日前に「妊娠していなかった」と泣きそうな気持ちになり、検査薬を試すのもやめてしまいました。

判定日当日、妊娠したかどうかが判定できるhcgという値を血液検査で測ります。
hcgの数値は忘れてしまいましたが、結果的に妊娠していました。

妊娠していないと思っていたので、この結果を聞いて大変嬉しくなりました。
旦那さんにも速攻で連絡しました。

胚移植後もジュリナ錠とウトロゲスタンの使用は続きました。
判定日の約1ヶ月後、無事心拍を確認することができ、クリニックを卒業することができました。

胚移植を振り返って

胚移植を振り返ってみると、採卵と比べて精神的、肉体的な負担は少ないように感じました。
ある程度、胚移植日の予定日が見えやすいことや、通院日が事前に決まっており、しかも回数は少ないこと、受精卵を複数凍結できている安心感などがその要因だと思います。胚移植まで来ると、自分の力でなんとかというよりは、あとは神のみぞ知る領域にお任せするしかないという気持ちに至ってくるのかもしれません。

不妊治療はゴールの見えない中、地道な取り組みの連続です。
そうした中で、体外受精1回目で新たな命を授かれたことは恵まれていたと思います。
ただ、心拍が確認できたところから、新たな命を守るためにヒヤヒヤすることも多くありました。そのあたりについては妊娠・出産カテゴリーの記事で書きたいと思います。

また、不妊治療全体を振り返って思うことについても別の記事で書きたいと思います。

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