はじめに
今回は前回(その1)の記事で書いた続編として出産時の様子について振り返ります。
その1の記事はこちら
出産
帝王切開のための準備を整え、手術室に入った時の血圧は170まで上昇していました。
この数字を見た時、ようやく恐怖を感じました。自分の命の危険性はもちろん感じましたが、それよりも赤ちゃんに何かあったらどうしようという恐怖で麻酔を打たれる際に震えてしまいました。
体感の時間にして麻酔がきき始めてから5〜10分程度でしょうか。
全身麻酔ではなかったので、赤ちゃんが産まれた瞬間は今でもよく覚えています。
お医者さんがお腹をぎゅうぎゅう押して、赤ちゃんを取り上げてくれたました。その瞬間、オギャーという元気のいい泣き声が聞こえました。安堵感でいっぱいになり、「もうこれで私の人生は十分に満足」と、不思議と穏やかな気持ちになりました。
(ちなみにお腹を切られる様子は緑の布(手術用ドレープ?)で隠してもらっていたので見ていません)
お腹から出されて取り上げられた赤ちゃんの様子を見た第一の感想は「ライオンキングみたい」でした。ラフィキがシンバを持ち上げているシーンと重なりました。感動に浸るというよりは、妙に冷静だったことをよく覚えています。赤ちゃんを見た私の第一声は「すごい」でした。生命というものを間近に感じて出た言葉だと思います。
出産直後、助産師さんが赤ちゃんを私の顔に近づけてくれました。その時は「自分の父親に似ている…」と複雑な気持ちになりました(笑)(その後、もちろん「赤ちゃんってかわいいな〜」と思いました!)。
出産後
この直後からの記憶がありません。おそらく意識がなかったのだと思います。
気づいたら手術室とは別の部屋で、鼻に酸素が入った状態でした。
ベッドの周りにお医者さんや助産師さんがたくさんいて、「赤ちゃん元気だよ!痛いよね痛いよね、頑張って!」という声が聞こえました。
この光景は今でも目に焼きついています。
子宮の収縮が悪く、助産師さんが馬乗りになって懸命にマッサージをしてくれていました。
体は痙攣していて、「どうしよう、震えちゃう」と言っていました。
その後、出血量も多かったので輸血することになりました。また、血液凝固に問題があり、腹帯に沿って内出血による青黒い帯ができました。
命の危険性がある中での出産となりましたが、この時に助けていた産院の方々には感謝しきれません。
状態が落ち着いてから、助産師さんが赤ちゃんを私のベッドまで運んできてくれました。
帝王切開の痛みなんてどうでもよく感じながら添い寝をしました。
この時、幸せすぎて泣きました。人生で悲しかったり、悔しくて泣くことはあるけれど、幸せすぎて泣いたのはこれが初めてでした。私の人生の中で、後にも先にもあるかないかの経験です。幸せすぎて泣けるなんて幸せすぎますね!
その後、13日間にわたる入院生活を送ることとなりました。
出産を振り返って
無事初めての出産を終えることができ、13日間の入院生活を経て退院することができました。
尽力してくださった病院の方々、入院中、毎日お見舞いに来て、赤ちゃんのお世話をしてくれた旦那さんには感謝しかありません。たくさんの人に支えられて生かされていることを痛切に感じました。
出産は命懸けであり、危険も伴いますが、同時にこれ以上ない幸福をもたらしてくれるものでもあります。出産を思い出すと恐怖を感じることもありますが、今はとにかく赤ちゃんの寝顔やニコッと笑う笑顔に癒されています。
マイベイビーへ
無事に産まれてきてくれてありがとう。ママは幸せでいっぱいです。
入院生活や出産に対する思いは別記事で詳細を書こうと思います。



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